2003年7月の日記


7月 31日 木曜日
髪のカット

いよいよ夏本番。となると、1ヶ月半ほど前に切った髪も伸びてきて、前髪がうるさくてしかたがないです。ということで、カットしにいってきました。

わたしがいっている美容院は、ウチの高校の卒業生がやっているところです。もうかれこれ10年以上のつきあいになります。当然「男」の頃から行っているわけで、はじめは「どないしたん?」とか聞かれていましたが、カムアウトしてからはうまくやってもらっています。

今日は平日ということもあって、あまりお客さんもいませんでした。店に入ったら速攻シャンプー。で、すぐにカット。前髪がばさばさと切られて、ちょっと心配になったけど、できあがりを見て、けっこう満足かな。

最近ちょっとバタバタしていたので、やはり精神的に疲れていたのかなぁ。たった1時間ほどだったけど、他人に身をまかせてのんびりした気分を味わえました。そうか、美容院って、そういう効果もあったんだ。

1. 08/02 07:50 私もこの前初めて美容院にいったら、快適。もう床屋には行けない。(かずみ)

7月 30日 水曜日
日帰りキャンプ

朝、とりあえず肉屋さんに電話。事務の人は来ていなかったけど、職員の人はいて、宅急便屋さんは判明しました。そこから荷物を追いかけて電話しまくって、最後は、運転手さんに電話。無事、朝のうちに肉をゲットしました。
ちなみに、こういう時に注文する肉屋さん、大阪にあるんです。安いんです。なにせ、屠場の次に入るあたりの店のようです。もしもキロ単位で必要なときは、わたしに連絡して下さい。

さて、天気の方は、予報通り雨。でも、キャンプ場にはちょっと広い集会所もあるし、なんとかなるだろうということで予定通り決行しました。
本隊の一足先に、キャンプ場に到着。さっそく、集会所をゲットして、子どもたちを待ちます。ところが、だんだん雨は小やみになってきました。この分なら、外でできそうです。
やがて子どもが到着。とりあえず集会所に子どもを入れて、インフォメーション。で、外を見ると、ちょっと明るくなってきました。よし!と思い、「じゃぁサイトに行きましょう」ということで、子どもを引率。途中少しピリピリ来ましたけど、なんとなく大丈夫な感じでした。
サイトに到着。東屋に荷物を入れて、「解散!」というと、子どもたちはまっすぐに川へ突進。いきなりキャァキャァ遊びはじめました。うん、これこそ子どもやなぁと思っていたら、いきなり空が暗くなり、どばっと雨が降り始めました。大人は雨対策で走り始めましたが、子どもは、一向に平気。「どうせぬれてるんや」ということで、前身ずぶぬれになりながら、ひたすら川遊び。様子を見に来た小学校の先生は一言「子どもにおもちゃはいらんて言うけど、ほんまやなぁ」。
とりあえず、暖をとるために早めにバーベキュー用のドラ缶に炭をいごしておいたのですが、子どもたちはたまに暖まりに来て、また川に突入。まぁ、勝手にしてくれ。
ひとりのおかぁちゃんが、「タープ、家に取りに帰ってきます」と言ってくれました。まぁ、そうやってタープを立て始めたら、雨が止むというパターンが多いので、「お願いします」ということに。
案の定、1時間ほどして帰ってこられて、タープを立て終わった頃に、雨は止みました。

やがて、お昼時。本日のメニューは、「ツイスト(ねじりパン)」「焼肉」「ジャガイモ・にんじん・トウモロコシ・タマネギのダッチオーブン蒸し」です。パンの種をこね始めると、もう、粉がほとんど手について大騒ぎ。引率のおかぁちゃんも「どないしたらええねん!」と叫んでいます。それでも、どうにか竹に巻きつけて、たき火の近くにかざすことができました。
それからは焼肉。よう食べるわ。食べ終わったら、再び川へ。遊び疲れたら、焼きマシュマロ。それから定番のすいか割り。
さんざん遊んで、3時過ぎにバス乗車。親はサイトの後かたづけ。お家に帰ったら、備品の洗い。つれあいは、そっちをやっていたので、わたしは晩ご飯づくり。
ようやく落ちついたのは、9時頃かなぁ。
それから、つれあいとふたりで、ケンカを交えながら、なんとなく事後ミーティング。最後には、焼酎のお湯割りを飲みながら、ほっこりしていました。

しかし、今回の日帰りキャンプ。大きな声では言えないのですが、いままで行政が仕切っていたのを、親が奪い返したんですね。なぜ、行政が子ども会に介入してきたか、なぜこの時期に親が奪い返すことができたのかということについては、「2001年3月」というのが、キーワードになります。
は、おいといて。
それまでは、親は行政に依存をしている。で、行政の人は「親はなにもせん」とかブツブツ怒っていて、そんな雰囲気では面白くも何ともないので、親はますますなにもしない。で、キャンプの運営そのものは、はっきり言ってへたくそ(プログラムてんこ盛りパターン)なので、子どもも面白くない。悪循環でした。
そんなサイクルを断ち切るためには、大鉈を振るう必要があるなぁということで、昨年度1月ぐらいから画策して、この日を迎えたわけです。
まぁ、結果は成功とちゃいますか。子どもは楽しんだし、親も楽しんでくれたみたい。この分だと、秋の子ども祭りが楽しみですわ。

7月 29日 火曜日
あかん…

土・日・月と3日夜遊びすると、さすがに体が持たないですね。
朝、9時から進学補講(「2次方程式の解と係数の関係」とか「2次方程式の解の存在条件」あたりでおもしろかった)をして、なんか熱っぽいので、そのままダウンしてしまいました。

ところが、夕方になり、トラブル発生。あしたは子ども会の日帰りキャンプなんです。ところが、夕方到着の「肉7kg」が夜になっても到着しない。肉屋さんに電話をしたら、もう留守番電話になっています。あちこち宅急便屋さんに電話をしたのですが、どこの宅急便屋さんに依頼したかもわからないし、もちろん伝票番号もわからない。雲をつかむような話のまま、「とりあえず、勝負は明日の朝」ということで、他の準備をしました。

しかし、こんなんで体は持つんだろうか…。ちなみに、明日の天気予報は雨。

7月 28日 月曜日
キーパーソンズ

再び、関西のキーパーソンと。
今回は、関西地方のとある高校に在籍しているFtMの生徒さんと、彼をサポートしている教員と4人でおしゃべり。
生徒さん、けっこう明るくてしっかりしていて、ほっとしました。というか、彼は、教職員全体にカムアウトしているわけで、暗くなるわけがない。次はクラスに、そして全校にと燃えています。「なぜカムアウトするの?」という問いに対しては、「そういう人間がいることをわかってほしい」「もしも自分の子どもがそうだったときに拒否しない親になってほしい」ということでした。しっかりしているなぁ。いろいろな生き方があるけど、こういう生き方もあるということなんでしょうね。逆に元気をもらいました。
そうそう、鼻の下にうっすらヒゲが生えているので「もうホルモンしているの?」と聞いたら、「いや、これうぶ毛です」だって。大事に育てているらしいです。

ということで、やっぱり関西で交流会をしようという話がそこでも盛りあがりました。彼は何人か若い当事者を知っているようで、彼らにも声をかけておくといっていました。
関西も熱くなるなぁ。

7月 27日 日曜日
全高分科会

朝から一日分科会です。
高校生たちの「語り」って、なかなかおもしろいのですが、今日はその「語り」がなかなか出てこない。じりじりとしながら、午前中が終わってしまいました。

そうそう、大分から在日の高校生が来ていたんですけど、引率の人から事前に「京都の在日の子はどこの分科会に参加するの?」と聞かれていて、示し合わして同じ分科会に参加することにしていました。その人にしてみると、「偶然に出会わせたい」ということだったようです。ま、つくられた偶然ですけど(笑)。

午後になっても今ひとつ。業を煮やした司会者は、分科会をふたつにわけ、少人数での話し合いにしました。と同時に、在日の生徒が「部落の人も、自分が部落であることを伝えるのってたいへんだと思うけど、みんなどうやって伝えているの?」と質問しました。半分はわたしの差し金ですけど(笑)。で、マイクをまわしはじめると、出るわ出るわ。やっぱこれだなぁという雰囲気になりました。

そんな感じのところに、いきなり携帯に電話がかかってきました。なんでも隣の分科会ですごい発言があったとのことです。あわてていくとすでに終わっていたのですが、なんと、「自分の友だちに性同一性障害の子がいるんですけど、だれか、そういうの知っていますか?」というのだったそうです。そこから、部落問題以外の課題について話が発展していったそうな。わたしに電話してきた人に、「その子、キャッチしておいて!」と頼んで、分科会が終わって、さっそくアクセス。なんと、2人もGIDの友だちがいるそうな。えらいこっちゃ。とりあえず名刺を渡して、「気軽にメールちょうだい」と言っておきました。

終わってから、水月亭で取り立て屋さんとかと食事。その後、東九条の自主フィールドワーク。それから、京都の高校生と合流して、しばらく話。なんとなく全高の気分を味わいながら、お家へ。
しかし、疲れた。

7月 26日 土曜日
とりあえず

まずは、朝一番の衝撃だけね。
わたし、新聞は漫画から見ます。今日の「ののちゃん」は、笑ってしまった。あと、「T・K生」が池明観さんだったとは。う〜ん。あ、特措法はどうなったんだ。

ということで、追加。
今年は「全国高校生集会」(主催:部落解放同盟)が京都でおこなわれるということで、久しぶりに行ってきました。
長々とした「開会行事」はともかく、オープニングとか、いかにも高校生の手づくりという感じで、よかったです。なんか、久しぶりにああいうので心がふわっとするというか、熱くなるというか。
記念講演は、義家弘介さん。なんというか、ちょっと説教くさかったというか。なかなか頭いいし。本は読んでいないけど、大平光代みたいなもんなのかなぁ。でも、高校生たちは感動してました。

夜は、あいかわらず飲み会。大分や福岡の人といろいろ話していて、気がついたら終電でした。
さて、あしたもあるやんけ。

1. 07/26 10:29 T.K.生と、キョンアML廃止と... うーん。時代の終わり?(ゆ

7月 25日 金曜日
お好み焼き屋

昨日休みだったので、夕方リベンジです。
まずは、カス入りのネギ焼きをたべながら、ビール→焼酎の水割り。まだ明るいうちに飲む焼酎はいいです。で、いろいろお客さんと話がはずみます。
なんというか、そこのお好み焼き屋さんは、基本的にテーブルがひとつしかないので、お客さんは、みんな「連れ」なんです。
本日のお客さんは、鹿児島からの出稼ぎの人です。いつになく明るく、出稼ぎで京都に来ている経緯を教えてくれました。笑ったはるけど、しんどいなぁ。もう、10年以上ですって。そのお客さん、わたしに「もう一杯飲んでいけ」。断れませんわなぁ。いつも盆暮れに鹿児島に帰っているそうですけど、今年は仕事がなくて、ツケがあって、お金がないので帰れないかもしれないって。で、明るく「今年は帰るのやめや」と笑ってはるのですが、「本当は帰りたいんでしょ?」と聞くと「帰りたい」って。そりゃそうだ。
でも、その人はあくまでも明るく、「もう一杯飲んでいけ」。断れませんわなぁ。結局日本酒2杯おごってもらってしまいました。
そのお客さん、昼から飲んでいて、わたしが店を出たのは夕方だったのですが、携帯で友だちを呼んでいましたので、きっと夜まで飲んでいるんでしょうね。
いろいろあるなぁ、人生は。

7月 24日 木曜日
なんもない日

朝、学校に行って、進学補講。やっぱ、前向きな子らを教えるのは、楽ですわ。
そのあと、追認補習。やっぱ、苦手な子を教えると、わかってくれた時の表情がおもしろいですわ。
昼、ご飯抜きでいろいろ仕事。
昼過ぎ、あんまりにもお腹が減ったので、いきつけのお好み焼き屋へ。ところが定休日。しかたがないので、近所のラーメン屋へ。典型的な九州ラーメン。そこそこおいしかったです。んで、ぎょうざの持ち帰り。
夜、なんかつれあいがいっぱい買い込んできたので、料理の手伝い。トロ鰹はいいけど、半身もどないすんねん。とりあえず、刺身に。わたしには、脂が強すぎた。
寝る前、子どもとポーカー。しかし、6歳でフルハウス連発の下の子は、将来が怖い。で、11時15分就寝。遅すぎ。

7月 23日 水曜日
国際会議場

PTAの中央研修とやらで、国際会議場へ。
しかし、あの建物を見ると、「科学特捜隊」という名前が浮かんでしまうわたしは、それでもきっと正常だと思います。

というのは、おいといて…。
研修会の一番最初に、いきなり「一同ご起立願います」。やな予感だなぁと思いながら立ったら、「◯◯斉唱」。おいおい、腰が抜けて、思わずへたりこんだがな。まわりを見てもへたり込んでいる人はいないし、歌声が聞こえてきたりしたから、よほどわたしは腰がすわっていないんだなぁと。
あとは、いろいろあいさつとかなんとか。午前中は、それでおしまい。
お昼は、プリンスの中華料理の店で。おいしかった。
午後は、講演と実践報告。
講演は、「子どもの夢を育む子育て」菅原ますみさん(お茶の水女子大学)でした。補助資料を見ると、「夫婦の関係が子育てに関係」という、古典的な話の感じだったので、はじめからちょっとバイアスをかけて聞いていました。でも、子どもの出産時から15年間の聞き取り調査の中で、「妻→夫」「夫→妻」の「愛情係数」がどのように変化するかとかいう話は、ちょっとおもしろかったです。
で、一番最後に、バイアスをかけて聞いていたのは、ちょっとまちがっていたなぁと。というのは、「離婚をする場合は、短期的には子どものケアを、長期的には、離婚相手を否定し続けないこと」という形で、「離婚=悪」という考え方をしておられないことがわかったからです。
願わくば、トランスの家族の追跡調査なんぞしてくれればなぁなどと。
実践報告は、スカでした。たぶん、いっぱい隠しているんだろうなぁと。それを出さんとおもしろくないやん。

1. 07/27 23:40 「私、腰が据わっていないので立てないんですぅ」というのは、気の利いた言い訳だな。東ジュン
2. 07/28 08:24 けれど、そうとう腰がすわってるでしょう(ms M.)
3. 07/28 16:23 うん、腰が座ってた。(い)

7月 22日 火曜日
大阪の某キーパーソンと密談(笑)

といっても、べつに政治的なドロドロ話ではありません。
やっぱ、中・高生のトランスジェンダーをサポートする必要があるなぁなどという話が出てきて、「交流会」をしようかとか、いろいろ考えはじめています。ま、今日はそのすりあわせということです。
で、それぞれの「トランスジェンダー観」「GID観」「トランスセクシュアル観」といったものや、どのようにしていまに至ったのかなどを話しあいました。久しぶりにそういうコアな話をしたのですが、ちょっと自分を整理することができました。
結局、わたしにとって、「フルタイム」ということが、やはりとても重要な要素なんだということがよくわかりました。
う〜ん、でも、いまこれをきちんとは書けないな。まぁ、こだわりということでしょう。

1. 07/25 00:00 新ユニット、キーパーソンズ、ですか。AJ
2. 07/25 00:53 ↑ウケタ笑 Nちゅ
3. 07/26 10:04 あの人も、隠れたバリバリの(3)グループやなぁ。(い)
4. 07/27 10:30 おーそれでこそ関西ノリですね!Nちゅ

7月 21日 月曜日
卵とじよりも…

なんか、朝早くつれあいの友達から電話がかかってきて、つれあいは「ちょっと出てくる」とか言って、帰ってきたら、サザエの入った袋をぶら下げていました。
ということで、夜のメニューは、焼肉&サザエの壺焼きに決定しました。

ところで、肉を買いに行って、ついでに魚売り場を見ていると、「はもの子」があります。いまが旬だそうです。こういうのについつられてしまうんですね。安かったのもあって、買ってしまいました。
そういえば、前にも買ったことがあったっけ。その時は「卵とじにするとおいしいよ」といわれてつくったことがありました。でも、今回は、酒蒸しにしてみようと、ひそかに決意をしていました。

家に帰って、蒸し器を準備。小皿に「はもの子」を入れて、お酒をドバッ。そのまま20分ほど蒸して、上からしょうゆをひとまわし、で完成です。

お庭に出て、焼肉。タン塩・カルビの薄切り・豚トロ。冷凍もんでもおいしいものはおいしいですね。子どもがばくばくと食べていました。んなことやっているうちに、「はもの子」のことをすっかり忘れてしまっていました。で、お酒を飲もうと思って、ひょいと思い出して、蒸し器から取り出して食卓へ。で、一口。「んまい!」なんというか、玉子の味が凝縮された感じです。鶏の玉子とかダシとかの味がないだけに、よけいにおいしい。
口の中で粒がサクッとばらけて、つぶつぶの感触を楽しんでいたら、濃いぃ玉子の黄身の味がほんのりと香って来るという感じですか。

なかなかのヒットでした。

1. 07/22 18:07 はもの子って何ですか?ハモの卵?関東では見ないんですけど…(かずみ)
2. 07/24 14:21 遅レスすんません。「はもの子」は、はもの卵巣だと思います。「たらこ」なんかと一緒かな。(い)

7月 20日 日曜日
在日の友だちとの話

昼間は、ウトロの人たちとサムルノリ。その後、メンバーのひとり(年の頃は35歳くらい、(一応)男性、チャンゴがムチャクチャうまい在日)を最寄りの駅に送りました。ところが、道中、なにやら面白い話になってきたので、お店に入ってちょっと続きの話をすることにしました。

その人が言うには、「10年ほど前、セクシュアルマイノリティのパーティーかなにかに参加して、レズビアンの人同士が話をしているところに行ったところ、『あんたにはわからへん』みたいな対応をされた」というんですね。その人、とても謙虚な人なので、「まぁそれはそうかな」とか思って引き下がった、と。
ところで、その人のおつれあい(日本人)は、昔、朝鮮文化研究会に入っていて、同じような目にあったことがあるそうです。つまり、活動の一部に関しては「朝鮮人オンリーなので、参加しないで」と言われたことがあるそうな。
そういえば、わたしもサムルノリをするときにパヂチョゴリを着るのですが、「日本人のあなたがなぜ着るの」と聞かれたことがありますね。

なんでこのように「排他的」な形になるのかなぁという話。
で、その人との間でなんとなく合意があったのは、結局アイデンティティの確立の過程で、そういう時期があるのではないかということでした。
たとえば、「『在日である』ということは自分のすべてではない」ということを言うにしても、「自分のすべて」という時期をくぐった人と、それをくぐらずに「コスモポリタン」という人とでは中身がぜんぜん違うのではないかということです。で、その人が言うには「捨てるために拾う」ということが必要なのではないかということです。思わず「そうそう!一度獲得したからこそ手放せるのよね!」と激しく同意してしまいました。
その「獲得する・拾う」過程って、ほんとうに排他的にならざるを得ない(わたしのことは他の人にはわからない!という感じ)なんでしょうね。でも、いずれ成熟するにしたがって、そのことは「すべて」ではなくなってくるんでしょうね。それは、個人としても、コミュニティとしても。

さてさて、トランス界は、いまどこにいるのかなぁ。

1. 07/24 16:04 アイデンティティーのことと「足を踏まれた痛みは・・・」の違いも、あるしね。雑感。東ジュン
2. 07/26 12:05 「立場の絶対性」みたいなものは、やっぱ、気をつけないといけないのよね。(い)

7月 19日 土曜日
納涼大会

下の子どもが通っている保育園では、7月の土曜日の夜「納涼大会」というのをやります。まぁ、たまには子どもと遊べということなんでしょう。いや、わたしは、家にいる時には子どもと一緒にお風呂に入って、さんざん遊んでいるのですが…。
それでも、一緒に紙細工をつくったり、膝の上に子どもが乗っかって、一緒にビデオを見たり、ボンファイアーで一緒踊ったりと、疲れはしたけど、まぁいい経験かと。子どもは「楽しかった」と言っていました。あたりまえか。

それにしても、あのファイアーなんやねん。たかだか60人程度のファイアーでマイクを使うわ、レコードかなんかを流すわ。さらに、ファイアーのキーピングがムチャクチャ。ゲームの組み立ても脈絡があまりない。う〜ん。もうちょっといろいろなファイアーを経験してほしいなぁ。いや、ほんまにご苦労さんなんですけど。

1. 07/24 16:05 「ボンファイヤー」「キーピング」は業界の専門用語ですよ(笑)きっと。分かってしまう東ジュン
2. 07/26 12:05 「ボン・カン」って知ってる?(い)
3. 07/27 23:33 ううっ?知らないッス!南国の柑橘類でオブラートにくるまさって飴になってるやつ(笑)?東ジュン
4. 07/28 07:42 「ボンファイアー」ではじめて、最後は「カウンシルファイアー」に持っていくの。初日に「肝試し」とかしたら、最終日にこういう形で落とす。(い)

7月 18日 金曜日
配慮パス?

またまたPTAの懇親会ということで、6時過ぎから地元の料理屋へ。今回は参加者名簿が出ているので、男性名がわかっているので、というより、知りあいが多いので、どうしようもないですね。でも、料理屋の女将さんは「女の人?男の人?」と聞いてくれたので、「女です」と答えておきました。ちなみに、その女将さんのモットーは、「言われたことは信じる」ということで、わたしは、「大阪で客商売をしている女性」ということになってしまって、まじで「最近のお客さんの質はどうですか?」などと聞かれてしまいました。
で、つつがなく懇親会も終わって、2次会。カラオケです。あかん、声が出ない。ということで、えらい目にあいました。
続いて、3次会。さすがに、議員さんとか消防団の人とかいると、そこまで行くんですね。わたしもタクシーに乗せられていってしまいました。
3次会はスナック。ここでもお店のおねぇさんに「男?女?」と聞かれて、「女にきまってるやん」と答えておきました。そこからは、なんか女扱い。となりのお客さんが「男やろ」と言ってきても、お店の人が「ちゃうやん、女やん、ねー」という感じ。居心地ええわぁ。
せやけど、みなさん強いわ。なんか隣では消防団のありかたについて議論しているし、その向こうでは議員さんは寝ているし(って強くないやん)。最後はよくおぼえていませんが、それでも帰れたみたい。つーか、タクシーで送ってもらった。やれやれ。

7月 17日 木曜日
DTPな日

明日が印刷屋が来る日。なのに、朝の時点で原稿が集まっていない。どないすんねん。
でも、とりあえず集まっている原稿だけでもということで、ひたすらDTPです。いつもつくっているパターンの24Pだての機関紙とか、「こういうふうに組んで」と言われたら、1時間もかからずにつくってしまう自分がこわい。こんなことやっているから、どんどん仕事が増えるんだなぁ。
んなことやっているうちに、あっという間に夕方。できることはすべてやって、帰ろうと思ったら電話。「いま、原稿メールで送りました」。おいおい。しょーことなしにそれから再び組み版。罫線は入っているし、行頭が字下げしてあるし、あーめんどくさい。
終わったら、目がしょぼしょぼになっていました。

7月 16日 水曜日
PTAのパトロール

夜、なんちゃらいう会議がありました。
地元の3つの学校の校長or教頭とPTA会長。あとは、区長さんがあつまって、青少年を健全に育成するための会議だそうです。
出てくる話は、あまり景気のいいものではありませんでした。とくに、自分が卒業した小学校で煙草を吸う未成年とか。切ないですね。なんか、自分の出身校に対する、いい意味での誇りというか、愛校心というか、そういうのが感じられないんですよね。
で、わたしも小学校の会長ということで、ちょこっと報告などしました。最後に、「こういうとりくみをすることで、ゆっくりであっても『自分の学校が好きやなぁ』と思える子が育ってくれたらと思っています」と言ったら、おじさんたち、うなずいていました。そうか、保守的な地盤は、こういう手で攻めればいいんだ。

会議が終わったら、パトロールです。なんと、先導するのはパトカー。しっかりと、パトカーの後部座席に座ってしまいました。昔、道路交通法に違反したとき以来ですわ。自分の上で赤い帽子がくるくるするのって、変な感じでした。
しかし、だれこんだものだ…。

1. 07/19 07:05 パトカーにのりそうな時は、事前に身元が分かるものは持たないようにして、乗ったらあとは完黙、非転向で。ニセ市民の心得でしたね(ま”)
2. 07/19 10:53 烏丸弁護士事務所…(い)
3. 07/19 18:35 わたしの頃は堀弁護士事務所でした。電話番号は「強い一億人」(獄入り意味多い? ま”)

7月 15日 火曜日
セクハラ

セクハラって、やっぱやったほうは気づかないんでしょうね。
やった側は、ほんとうにわからないみたい。で、やられた側は、本当に深く傷ついている。そして、深く傷ついていることを示すことが、逆にしんどいんですね。そのことで、自分で傷を深めることにもなる。

特に気をつけないといけないのが、スクールセクハラなようです。昨年度の全同教大会でも、特別分科会の最初の一コマがスクールセクハラについてのものでした。
教員が親しみを込めて肩をたたくだけでも、それを親しみと感じない生徒にとっては、苦痛になるということ。言葉かけでもそう。こういうことを言われると、教員って「そんなことを言いはじめたら、なにもできない」と反論します。そういうことじゃないんですよね。相手がなにを感じ、なにを考えているかを把握しなくちゃいけないということだと思います。極端な話、Aという教員とBという教員が同じ行為をしても、片方はセクハラで、片方はセクハラではないということもありうるわけですよね。そのあたりが、ぜんぜんわからないようですね。
もっとも、わたしも長い間わからなかった。ほんとうに、最近ちょっとわかるようになってきたかなぁという感じです。

なにせ、ウチの管理職、小声で話をするとき、たまにわたしの肩を抱いて話をするんでっせ!ま、ええけど(笑)。

先程述べた特別分科会が終わったとき、ぞろぞろと出てくる背広姿の人々の顔を見たとき、「こりゃぁ、先は遠い」と、一緒に聞いていた人と深くうなずきあっていました。>ね、東ジュンさん!

1. 07/17 08:23 こどもに性教育をするのも大事だけど、おとなに性別教育することも大事。で、後者のほうがとっても大変。先は長いなぁ(ま”)
2. 07/18 22:43 マイノリティの集会でも「お前ら、女性差別はするだろ?」って空気ムンムンな場所もあります。大人への教育って、先が長そうね。(つ)
3. 07/19 11:05 あれよ、「昼は人権、夜はセクハラ」。「セクハラ」が人権のことと思ってないんだわ
4. 07/19 16:50 男性向けシモネタを聞くのがつらいです。やめてくれー。(かずみ)
5. 07/21 00:13 今の私には、ツッコむには重すぎるテーマなので掲示板にて(笑)。東ジュン

7月 14日 月曜日
先週のことだけど

先週のこととか書いたら、日記とちゃうやんと思いながら、まぁいいかと。どうせ、ネタはないし。

先週の金曜日(だったかな)、家に帰ったら、つれあいが「◯◯(上の子ども)な、あんたの名誉を守ったで」だって。
何のことかと思ったら、どうやら、ウチの子ども、学校でケンカをしたらしいんです。理由はしょうもないことだったそうです。で、そのケンカの一環で、ウチの子どもは相手の子から「おまえの父ちゃん、オカマや」と言われたそうなんですね。で、ウチの子どもは猛然となぐりに行ったと。まぁ、ウチの子どもがなぐっても、たいしたことはないんですけど。関節とか決めたら、かなり痛いだろうけどね。少林寺3級なもんで(もうすぐ2級の予定)。
まわりで聞いていた子どもたちも、どちらかというとウチの子どもを応援していたとか。さらに、ケンカのあと、担任の先生が「そんなことを言うとは!」と、クラスに対しても、本人たちに対しても話をしてくれたそうです。

「しょうもないことを言う子は、どこにでもいるけど、味方もいるわなぁ」というのがうちのつれあいの感想でした。

1. 07/17 08:26 まわりが、どちらかというと応援していたのがすごい。わたしのこどもの頃なら、フォビアが恐くて立場表明できなかった(ま”)

7月 13日 日曜日
ウトロの焼肉

今日は、「在日朝鮮人運動史研究会」がウトロでフィールドワークをして焼肉をするというので、サムルノリ関係で行ってきました。
ウトロの焼肉というのは、ウトロの町の真ん中にある駐車場にブルーシートを引きまくって、「かんてき」でもうもうと煙を上げながらやるというのが、定番です。いままでの最大人数は、なんと300人!もう、遠くから見たら、煙の状態はほとんど「火事状態」でしょうね。
ところが、あいにくの雨。なのに参加人数は50人超。どないすんねんと思っていたら、町内会長さんの家のガレージ(屋根付き)のまえに、マーキーテントをふたはり立てて(おいおい、道やで)やることになりました。
ところが、できちゃうわけです。
しかし、風通しの悪いガレージで50人で焼肉をすると、当然のことながら煙がすごい。あっという間に向こうが見えないくらいのすごい煙になりました。ところが、どこからともなく、「現場」で使う送風機がでてきて、あっという間に煙は外へ。やっぱ、すごいです。「現場」の人たちは。
やがて、酔いが回ってきて、ハルモニ(おばあさん)たちのノレ(うた)がはじまります。チャンゴとかプクとかケンガリ・チンが鳴り始めます。そうなると止まらない。次から次へと休む間もなくノレがでてきて、みんな踊り始めます。これぞ在日!という感じでした。
結局、4時頃から7時頃まで、食べていたのははじめの1時間。あと2時間は歌って踊ってチャンゴをたたいてという、至福の時間でした。

しかし、あしたは頭が痛いだろうなぁ。

7月 12日 土曜日
続き

もう一冊の『肉体不平等』です。
えらいスピードで読んだので、細部については覚えていないのですが、漠然と思ったのは、「自分の肉体への評価を再構築する」という感じなのかなぁと。

わたしについて言えば、高校までは、比較的細見の身体でした。ところが、大学・就職と不摂生な生活をする中で、どんどんと太っていきました。なんと、ウエスト88cm、体重80kgです。略礼を買うときに、当時つきあっていた女性から「あんた、もっと太るかもしれんから、91cmの買っとき」と言われました。
ところが、その直後から、毎日のランニング(アルミコーティングのヤッケ(ヤッケって死語やなぁ)を着る)と、厳しい食事制限(朝・コーヒー、昼・サンドイッチ1、夜・ビールとおからひじきなど)によって、半年で20kgやせました。それ以降、リバウンドもなくそのあたりを維持しています。
もちろん肉体に対する違和感とか嫌悪感はあるのですが、一方で、「自分の肉体をデザインした」というのは、大きな自信になるようです。ですから、「自分の肉体に対するセルフエスティーム」というのは、結構高く持てているのではないかと思います。「自分の肉体との対話」が、成立しているかなぁという気がします。ついでに、かつてはいやだった「童顔」というのも、幸いしています。
ただし、これ、やはり体質とかいろいろあるんでしょうね。ですから、誰もが一律にこういうことが実現できるかどうかはわからない。そういう意味では恵まれているんだろうなと思います。

このあたりで、昨日の日記と連動してきます。

自分を振り返ってみると、「自分だけの力」っていうのは、表面的にはあるわけですが、実は、ずいぶんと家庭環境とか遺伝とかに左右されているのではないかと思います。そういうことを念頭に置かずに、たとえば生徒たちと対話するというのは、やっぱりあかんやろうと思ったりします。
自分にとって大切なのは、いいことも悪いこともひっくるめて、自分につながるそういうことを「自覚する」ことかなぁと思います。立て続けに読んだ「不平等本」でしたが、なんかそういうことを考えました。

で、今読んでいるのは、苅谷さんの『なぜ教育論争は不毛なのか』です。『教育改革の幻想』以降、どんなところまで行ってはるのか楽しみです。

1. 07/14 19:40 あの、いつきさんが太っていたなんて…。ショックです。私もこの半年で18kgやせました。エッヘン。(かずみ)
2. 07/16 15:21 いや、ほんと飲み過ぎ食べ過ぎでした。あのころは、自分の身体がいやでした。かずみさんもすごい!
3. 07/18 13:38 「91cmのにしとけ」といったのはワタシである。20年も前の話であるぞ。
4. 07/18 13:40 「91cm」というのは憶えてなかったが、略礼をかいにいこうというのに、チェックのネルシャツででかけようというのを白いシャツに着替えるように説得するのに時間がかかったのを憶えている。
5. 07/18 13:42 ついでに、略礼はなんたら合唱団の定期演奏会用の舞台衣装であったな。。。ロシアもんの合唱とちごたか。
6. 07/19 10:48 きゃー、読んでくれてたんだぁ!うれしい!そっかショスタコの「森の歌」のときかぁ。
7. 07/19 10:49 あ、CDありがとうね。封筒あけた時、涙が出てきた。って、ここで書いててどないすんねん。
8. 07/19 21:49 ついてたんかい。そのCDに感激する「いつき」の感性をおたくのPartnerにもっともっと沢山あげてください。
9. 07/20 00:02 うん、せやね、ボチボチと。

7月 11日 金曜日
京都の片隅で

今日は、ロフトでライブ。行きたいなぁとずいぶんと思ったのですが、仕事が入ってどうしようもなく、泣く泣く断念しました。

ところで、『不平等社会日本』と『肉体不平等』を読んだのですが、「階層」の問題と「肉体」の問題。う〜ん、ずいぶんと考えさせられました。
まずは、「階層」の問題から。
「階級」ではなく「階層」なんですね。職業であるとか、収入であるとか、学歴であるとか、住所であるとか、そういうものから、暗黙の形で「階層」が形成されます。で、この「階層」は、無自覚なままで「継承」されていきます。この「無自覚」というのがこわいんですね。
わたしのことで言えば、うちの父親は某私立の元大学教授です。で、京都市内の「文教区」と言われるところで育ちました。まぁいわゆる「インテリ層」というところで育っているわけです。すると、価値観として大学に行くのは当たり前、「手に職つけて」というより「頭脳労働」という価値観を、小さい頃から知らず知らずのうちにつけていきます。また、「文教区」ですから、まわりの子どもたち・親たち・大人達の価値観もだいたいそういう感じです。ある意味、きわめて一面的な価値観の中で育ってきたわけです。で、気がついたら「教員」という「頭脳労働に見える肉体労働(笑)」に従事しています。結婚相手はというと、「職場結婚(!)」ですから、やはり同様な価値観の持ち主です(もっとも、つれあいはかなり貧困な家庭で育ったようですけど)。ですから、うちの子どもへの言葉かけなどは、知らず知らずのうちに、同様のものになっていきます。こうして、「階層」が再生産されていきます。
で、最近言われているのは、「階層間格差が広がってきている」ということなんです。このことが、子どもの将来を決定している。ここが問題なんですよね。

あ、めんどくさくなってきたので、明日に続くということで。

1. 07/19 02:27 こないだ数年ぶりに実家に帰ったが、ホッとした。父親が編集者だったので、メディアリテラシーは子供の頃から叩き込まれた。結局、ワタシはメディアの道に進みそうである。
2. 07/19 02:29 結局、言論の道に進んでいく予感がする。アホほどある実家の本棚がワタシの根っこだと痛感した(つ)

7月 10日 木曜日
成立したんだろうな

いま、なぜこんなに自分が「なんの気持ち」も持たないのでしょう。
思い起こせば、1980年頃(笑)に大学に入学しました。80年安保はあるのだろうかと思いきや、なにもなかった。もちろん、自分がなんのアクションもおこさなかったということはあるんですけど。でも、「日韓連帯」とか「天皇制解体」とかいろいろなスローガンをたてながら、主張をしてきました。すべては「国」が出すことに対する「反対」でした。
でも、その後考えてみたら、自分自身の権利拡張のための運動に積極的にかかわったことは、まったくありませんでした。裏返してみたら、自分はすべての権利を獲得していたんですね。

その後、自分のセクシュアリティに気づきます。そして今、ある意味、権利獲得という意味で「法案」が通りました(たぶん)。実は、なんの感慨もありません。なぜなら、わたしには何の関係もないからです。

なんで関係がないんだろう。

だって、「子ども要件」が取っ払われて、もしもわたしが性別訂正をしたとしても、もっとも日常のレベルにおいて、やはりわたしは「◯◯ちゃんのお父さん」なわけです。それをひきうけている。で、うちの合意事項は、お父さん・お母さんという役割分担は、男・女という性別とはリンクしないというのがあるわけです。
まわりの人はというと、電話でわたしのことを「お父さんいらっしゃいますか」という。必要なのは、まわりの人たちに対して「お父さんだけど男ではない」というウチの中の合意事項をどれだけ伝えられるかということ。

法律では人の心は変えられません。人の心を変えることができるのは、わたし自身の「生きざま」によってなんだと堅く心に刻みつつ。

1. 07/11 09:54 おぉ、酔っとるなぁ。きのう、寝る直前に書いたものなぁ。最後の一文だけ、ちょっと変えました。(い)
2. 07/11 12:19 珍しく政治的なネタですね、でもいつきさんらしくリアルで視覚的表現で好きです(軽薄ですみません。結局いきざまですよね同意。 Nちゅ
3. 07/11 18:06 私なんか、いつきさん以上に「何の関係もない」はずなんだけど・・・(姐)。
4. 07/11 18:07 だけど、この法案がきっかけになっていろいろな面で「基準」に合わないトランスへの締め付けが強まりそうでコワイのよね(姐)
5. 07/12 06:19 良かった、誰も気が付いてないと思ったら、一部にはばれていた。さや。
6. 07/12 14:06 同じ感想です。さらに当事者同士のしこりも残ったような…(かずみ)
7. 07/13 15:46 しこりが一番かなしい(ゆ
8. 07/14 16:15 そやね、しこりやなぁ。ま、思うつぼか…。
9. 07/19 02:32 当事者間のしこりもさることながら、一般の非当事者による法の牽強付会な運用がスゲーこわいです。(つ)

7月 9日 水曜日
PTA本部役員来訪

なんでも、保育園のPTAの研修会で在日の人を呼びたいとのことでした。
うちらの住んでいる町、結構古い町なので、3世代の同居の家ってけっこうあります。すると、おじいちゃん・おばあちゃんの世代の人が在日への差別発言を、家の中でバンバンしているみたいです。で、おとうちゃん・おかあちゃんの世代は、どうするかというと、おそらくほとんどは「無視」をするのではないかと。このあたりは、今までの人権教育のあり方への批判点になるかなぁという気がします。つまり、「差別をしない」ということはできても「差別を許さない」ということができない。まぁ、「世間」の圧倒的な力に負けてしまうわけですが。で、こういう家で育った子どもはどうなるかというと、タテマエとしての「差別はあかん」は言えても、それ以上に関係を深めるというところにはいかないようです。
今回の企画というのは、そのへんを突破するためにはどうしたらいいかいう話なんでけど、なかなか難しいですわな。
でも、お互いにチューハイなど飲みながら話できて、楽しかったなぁ

1. 07/11 01:03 その企画会議自体がワークショップですね、本物の。東ジュン

7月 8日 火曜日
牧歌的だった頃

最近、数年前のことをひょいと思い出すことがあります。なんか、あのころって牧歌的だったなぁと。たまに玖伊屋で「女装」するときは、前の日くらいからワクワクしていて、毎回毎回がとても新鮮でした(いや、いまでも新鮮で面白いんだけど)。あるいは、いろいろな人たちと会うことがとっても楽しみでした(もちろん今でも楽しみなんですけど)。
でも、なんだか、そういう時代って、終わってしまったんですね。たぶん。いま自分のいるステージは、そういうところじゃないんです、きっと。

後ろを向くことは、あんまり意味がないってわかっているんですけど、でも、たまにふとふりかえってしまうことがあります。

でも、いつもここからスタートです。さてと、前を向かなくちゃね。

1. 07/10 22:00 有難うございます。たまにほのぼのと。=^_^=。

7月 7日 月曜日
視線

ひさしぶりに、その日のうちの日記の更新です。
は、おいといて…。

先週、「いまさらなんやねん!」という生徒の言葉がありました。「先生、男?女?」う〜ん。もう新年度から4ヶ月たってるでぇ。今頃何を、と思ったのですが、やっぱりいまさらながらのようです。

最近、どうも生徒の視線が、わたしの胸の方に行くようです。で、そのあと驚きの表情とひそひそ話、あと笑い声かなぁ。ま、しゃーないわなぁ。
なにせ、夏は薄着。最近は前にも書いたようにポロシャツですわ。別にピッチリTシャツを着ているわけではないけど、はっきりとふくらんでいるのが見えるようですね。
でも、自分の感じとしては、「なんで?おまえさんだってふくらんでいるし、ブラしてるやん?変かなぁ」という感じなんですね。もしかしたら、だんだんこわれてきているのかもしれませんが。

でも、そういう意味では、最初の生徒の言葉って、とても暖かいですよね。自分で判断せずに、わたしに聞いてくれていたんですから。で、その時のわたしの答は「謎」でした。ちょっと情けないなぁ。

1. 07/08 10:10 謎のある先生のほうが生徒の印象に残りますって(ま”)
2. 07/08 14:47 こないだ、総合的な学習の時間のときに「1学期のテーマは?」と聞くと、「先生の性別」と言い返す子がいた。そんなんばっかりやねん(笑)。(い)
3. 07/09 20:01 1学期のテーマ、わたしも「先生の性別」に一票(笑。って、これから決めるわけじゃないですね。(ms M.)
4. 07/11 00:25 (ま”)さんのツッコミ、優しさにあふれてる!って、本題には関係ないです。東ジュン

7月 6日 日曜日
下の子の誕生日パーティー

朝起きたら、すでに10時。でも、疲れとか眠気はあまりとれていません。のろのろと起き出して、昨日の後かたづけ。食器類なんかは、ほとんど洗ってありました。というのは、玖伊屋の参加者のみなさん、ほんとうにいろいろ協力して下さいます。わたしは、つくって話をしてのんでいると、すこんと寝てしまうんですね。それをわかってのことだと思いますけど、他のスタッフに協力ときとしては率先して片づけをして下さいます。
ということで、片付けも30分ほどで終わり、今回も終了。

家に帰ったら下の子どもの誕生日パーティー。今度の9日が下の子の誕生日なんですが、半年ぐらい前から待ちかねていて、7月に入ったら毎日「誕生日は?」とうるさいので、せっかくの日曜日なので、繰りあげパーティーをしようということになっていました。

まずは、プレゼントを買いに大型小売店舗に行きました。目指すは、これです。ほんま、参ります。こういうのを見ると、「女の子」は、うまれながらに「女の子」やなぁという気が…。

家に帰って、ちょっと一休み。やがて、下の子どもはエプロンをして、台所へ。なんでも、ケーキをつくるお手伝いをするそうな。こういうのを見ると(繰り返し・笑)。わたしはめちゃくちゃ身体がしんどいので、久しぶりのお風呂。やがて向こうで下の子どもが大泣きする声が。上の子どもに風呂の中から「どうしたん?」ときくと、「泡立て器に手を入れようとした」だって。やることむちゃくちゃや。
お風呂から上がって、台所に行って、スポンジを見たら、むちゃくちゃです。ぜんぜん混ざっていない。あちこちに生の小麦粉があるし、下の方はゴムみたい。やりなおしですわ…。でも、下の子どもに気づかれないようにしなくちゃいけない。しゃーないので、風呂に入れることになりました。

まぁ、いろいろあったけど、最終的には無事パーティーもすんで、満足して寝たみたいです。

しかし、ジェンダーバイアスはできるだけかけずに育ててきたつもりですが、やっぱり、ジェンダーバイアスがかかっているなぁ。ま、本人の性自認と一致していたらそれはそれでええんやけど…。

1. 07/07 13:30 この方http://village.infoweb.ne.jp/~tsrev164/ekateika.top.htmの育児エッセイもおもしろいです。(ms M.
2. 07/08 10:11 ナージャなりきりセットじゃないところが通。(ま”)
3. 07/08 14:48 お母さんの形見らしいですわ。しかし、えらい若づくりのお母さんやなぁ(い)
4. 07/08 18:17 ウチもジェンダーバイアスできるだけかけずに育ててたつもりが、2歳段階でしっかり「鉄ちゃん」でした。(姐)
5. 07/08 18:18 でも、考えてみたら私もそうだったので、「安心」はできないのですけど(姐)
6. 07/08 20:11 形見じゃなくって手がかりだったと思います。生き別れのお母さんを探しつつサーカスといっしょに旅する物語のはず>ナージャ(ま”)
7. 07/08 20:45 性自認の次は性指向だな。これは思春期まで謎。でも、出目の確率は高いはず。(つ)

7月 5日 土曜日
玖伊屋当日

午前中は出張。
午後からは、つれあいが文化財関係の委員になっていて、その研修会で外出していたので、留守番&子守。まぁ、せっかく家にいるのだから、簡単に玖伊屋の準備なんぞをしていました。
さて、今回のメニューは「とりづくし」です。
「きものさしみ」「皮の湯引きと千切りキュウリのポン酢かけ」「もも肉の酒蒸しスライスオニオン添え」「手羽元の甘辛煮」「手羽先のスープサムゲタン風」という感じですね。いずれも、そんなに手間はかかりません。
「きも」は、買ってきたものを小皿に並べて、塩をかけて、ゴマ油をたらすだけ。「皮」は、しっかりとゆがいて、冷水にとってしっかり洗う。あとは千切りにしたらOK。「もも肉」は酒を垂らして蒸し器にかけて、火が通ったら冷水にとってしっかり洗って、スライスしたらおしまい。「手羽元」は、ニンニクといっしょに、酒・みりん・しょうゆでひたすら炊きます。「手羽元」は、ニンニク・もち米・水をいれて、圧力鍋で40分ほど炊いて、塩を入れて味を調えて、じく三つ葉を散らしたらおしまい。それ以外に、キュウリとかなすびのつけものみたいなものを出しました。おかげさまで今回は、あまり厨房にこもる必要がありませんでした。
一通り食事がでたところで、「上映会」。いろいろ盛りあがりました。
で、しばらくしたら、いつものとおり、バタンでした。

そういえば、途中なにやら腹が立って、厨房で人を怒鳴りつけてしまった。う〜ん、まだまだ修行がたりんなぁ。被害者の方、一緒にいた方ごめんなさい。

1. 07/08 14:48 ある方に聞いたら、「あの程度は日常会話」と言われてしまいました。(い)
2. 07/08 20:15 ま、酔った上での話だし(ま”)
3. 07/08 20:17 あの時の話題で、履歴書の性別欄を自由に書いても、それを気にしない雇用者がほとんどだから、現実に合わせろと言う意見は、バックラッシュだと思った(ま”)
4. 07/09 08:00 訂正:それを気にしない→それを問題にする(ま”)
5. 07/09 11:53 「性別記載欄の自由記入」がやっぱ大切だと思うんだけどなぁ。「書かない権利」まで保障するのはもちろんですが。(い)
6. 07/09 11:54 「現実にあわせろ」というのは、結局自分では一歩も動かない人の自己肯定化でしかないような気が…(い)
7. 07/10 22:40 「現実にあわせろ」って?(ms M.)
8. 07/11 10:34 「性別欄を広げる」ことで波風を立てるより、「大勢にあわせることで生き延びよう」ということのようです。(い)

7月 4日 金曜日
時の流れ

いや、最近忙しいのもあるかもしれませんが、時間がたつのが異様に早いです。とにかく、この間月曜日だったと思ったら、もう金曜日。いや、これだけだったらいいんですけど、さっき金曜日だと思ったら、もう月曜日の朝。どないしよ。
なんか、おもわず、筒井康隆の『筒井康隆全漫画』(奇想天外文庫)の
「急流」を思いだしてしまいました。で、ちょこっとググッてみると、こんなところがひっかかってきました。すごい!

1. 07/05 16:24 ちゃんと分かるのが1/3。およそ分かるのを合わせて半分。持っているのが1/4くらいかな>こんなところ(ま”)

7月 3日 木曜日
ひさしぶりのチャンゴ

チャンゴって、朝鮮の太鼓です。
ウトロで、久しぶりのチャンゴの練習会がありました。なんか、半年ぶりくらいの練習会。今度の13日(日)にウトロのフィールドワークがあって、そのあと大焼肉があるんです。もちろん野外でかんてきで。そのあたりでサムルノリとか農楽をするということです。
昼から焼肉、夕方になって宴たけなわになって、響き渡るチャンゴの音。気がつくとハルモニがノレチャランをしています。それにのってみんなが踊り出します。
うん、楽しみだなぁ。

7月 2日 水曜日
イベントの翌日

イベントの翌日は、たいていしんどいですね。なにせ、イベントのために、いろいろと準備をしていて、そのしわよせはきます。
でも、イベントの収穫はそのしんどさを越えていることもしばしばあるということですか。今回もそうでした。

まぁ、でもギャップはあったなぁ。

7月 1日 火曜日
関西大学のゲストスピーカー

いやぁ、すごいです。なにがって、人数が。90分×2コマ話をしたのですが、一コマは150人。もう一コマは300人ぐらいでしょうか。話し終えたら、ジャケットは汗ばんでいるし、腹筋は痛いし、すごかったです。
でも、セクシュアルマイノリティの通年の講座を、それだけの学生が受講しているってすごいことです。
そうそう、この講座、石元清英という先生がしておられるんですけど、いままでのゲストスピーカーは、「池田久美子さん」「高取昌二さん」「橋本秀雄さん」「虎井まさ衛えさん」「平野広朗さん」「鬼塚哲郎さん」う〜ん、そうそうたるメンバーですわ。こりゃぁ、格が違う。
ちなみに、石元先生、すごい人です。部落の現状分析が専門なんですけど、HIVのことに関心を持った時に、自分の中にあるセクシュアルマイノリティへの差別心に気がついて、この講座をはじめたということです。学生時代のこととか、なかなか深いものを持っておられます。

ということで、話の内容は、「いかに笑いを取るか」にかけました。
結果、学生さん達、とてもよく話を聞いてくれて、けっこう笑いも出たので、まぁ、よしという感じでした。

終わってから、石元先生のゼミの学生さんたちと、梅田で飲み会。終わった安心感からか、めちゃくちゃよくしゃべってしまうわ、めちゃくちゃたくさん飲んでしまうわ…。でも、そんなわたしの話を、みなさんきちんと聞いてくれました。
もちろんそのあと2次会。ゼミの人たちも3人ばっか一緒に行くことになりました。
行ったのは、http://homepage3.nifty.com/Jelly_Fish/Jelly FIsh。案内をしてくれたhttp://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/9479/index.html玲さん、予約の電話を入れている時「5人行くんですけど、一人MtFの人がいるんです。パスしてはります」だって。街角でそんな話ができるのは、さすがに堂山ですわ。でも、うれしかった。
初レディスパー体験も終え、無事帰りました。いちおう…。

1. 07/03 00:48 石元先生、謙虚だなあ。聞きたいなあ、講演。東ジュン
2. 07/03 04:09 関大私の母校なんだな、ちなみに関大のプロレス研究会を作ったのは私たちです けいこ
3. 07/03 09:54 講師の顔ぶれはほとんど同じなのに、三重大はなぜか少ない。関西ノリのせいか?(ま”)
4. 07/03 09:58 でも、その分濃い内容をできたりもします(ま”)
5. 07/03 19:40 お疲れ様でした。私は明日、お茶の水女子大で、台湾のジェンダー/セクシュアリティの先生の講演のコメンテーターをします。英語が超苦手な私には荷が重いです。
6. 07/04 14:59 もうおわりましたか?>姐さま ご苦労様です。(い)
7. 07/04 15:00 >3 いや、あれは石元さんが長年とりくんでおられるせいですね。あと、みんな部落問題には感心ないみたい(い)
8. 07/05 00:21 で、初レヅバー体験の方はどうだった?(つ)
9. 07/06 21:44 玲さんとふたりで法案ネタで盛りあがっていて、いつもと一緒だったなぁ。でも、お店の雰囲気、メッチャよかった!(い)